江戸庶民の風俗、文化を伝える広重晩年の最高傑作《名所江戸百景》、略して「江戸百」。
この展覧会では、江戸百に描かれた場所や人、動物から、江戸時代の生活についてご紹介します。
浮世絵の世界で、葛飾北斎とならび称される初代・歌川広重。安政5(1858)年に62歳で亡くなりますが、安政3(1856)年から制作されたこの江戸百が空前の大ヒット。題名の「百景」の100枚をこえ118枚まで描き続けられたほどです。まさに「浮世絵師人生の集大成」となった本作は、江戸時代の情緒あふれる春夏秋冬の風景が、人々の度肝を抜くような斬新な構図と鮮やかな色彩で描かれました。江戸の名所をとらえた洒落と遊び心ある絵は、江戸時代の人々を、そして150年以上を経た現代の私たちをも楽しませてくれます。
本展では江戸百から40点と《蒲田の梅園》の版木、多摩の風景を描いた浮世絵10点を展示。作品にはナゾときのクイズ、ワークシートなども添え、表現の意図や工夫はやさしい解説パネルで伝えます。会期中のワークショップやギャラリートークでは、創造活動や鑑賞のよろこびを体感することもできます。作品の見方や感じ方をひろげる、大人も子どもも楽しめる展覧会です。
会 期 2024(令和6)年7月20日(土)~9月16日(月・祝)
会 場 たましん美術館(〒190-8681東京都立川市緑町3-4多摩信用金庫1階)
主 催 公益財団法人たましん地域文化財団
共 催 公益財団法人立川市地域文化振興財団
協 力 多摩美術大学版画研究室
後 援 立川市教育委員会
開館時間 10:00~18:00(入館は閉館の30分前まで)
休 館 日 月曜日
8月12日(月・祝)は開館し、翌13日(火)休館、9月16日(月・祝)は開館
入 館 料 500円、高・大生300円(中学生以下無料)
【関連催事】
ワークショップ
紙版画の短冊で風鈴を作ろう!
紙版画で模様のある短冊をつくり、それを用いて風鈴を組み立てます。
アクリル系の絵具を使用。単色です。完成品は当日持ち帰ることができます。
講師:酢平☆(すっぺ・画家)
日時:8月17日(土)14:00~15:00 ※定員に達しましたので募集を終了しました
24日(土)14:00~15:00 ※定員に達しましたので募集を終了しました
参加費:無料
対象:どなたでも (10歳未満の方や補助が必要な方は保護者又は補助者同伴でお願いします)
定員:各回10名
場所:たましん事業支援センター(Winセンター・多摩信用金庫本店3階)
持ち物:
汚れてもいい服装またはエプロン持参、ヒールのない平らな靴着用(制作者のみ)
手を拭くためのウェットティッシュ(手の汚れが気になる方はご持参ください)
申し込み方法:要予約
美術館受付にて直接お申込みいただくか、お電話(042-526-7788)にてご連絡ください。
お問合せフォームからもお申込みいただけます。
※参加される方のお名前・お電話番号またはメールアドレスをご入力ください。
(保護者が同伴される場合は人数をお知らせください)
(完成イメージ)
ギャラリートーク
講師:担当学芸員
日時:8月3日(土)14:00~(30分程度)
場所:たましん美術館展示室内
参加費:無料
予約:不要(要入館)
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