1970年代から収集活動が始まった「たましんコレクション」。本展では、その三本の柱である〈日本近代美術〉〈東洋古陶磁〉〈多摩の作家〉の作品をコレクション形成の経緯とともにご紹介します。
〈日本近代美術〉は、明治・大正・昭和初期にかけて活躍した作家たちの作品で構成され、特に絵画作品については、日本近代洋画という独自の動向とその展開をたどることができます。〈東洋古陶磁〉は、中国の三彩や定窯白磁、朝鮮の高麗陶磁や李朝白磁、そして日本の伊万里焼や鍋島焼など、広い東洋陶磁史を見渡せる内容です。この作品群はたましん歴史・美術館、御岳美術館の所蔵品展で長くご紹介してきました。
そして〈多摩の作家〉は、多摩地域を拠点に活動する作家の作品群です。1974年、地域の芸術家の発表の場として多摩信用金庫旧本店に開設された「たましんギャラリー」(2019年閉廊)での展示作品。当館が地域ゆかりの作家としてまとまった数の作品・資料収集を行ってきた倉田三郎や松村健三郎、小貫政之助などの作品から構成されています。
「たましんコレクション」には、“多摩で暮らす人や多摩を拠点に創作する人が、気軽に美術作品にふれる経験を得られるように”という思いが込められています。展示室をめぐりながら、たましんの文化活動に親しみ、作品とのであいを楽しんでいただければ幸いです。
展覧会名| めぐる、であう コレクションのなりたち
会場| たましん美術館(東京都立川市緑町3-4)
会期| 2024年4月13日(土)~7月7日(日)
前期:4月13日(土)~5月26日(日)
後期:6月1日(土)~7月7日(日)
開館時間| 午前10時~午後6時(入館は午後5時半まで)
休館日| 月曜日、展示替え期間(5月27日(月)~5月31日(金))
4月29日(月・祝)は開館し、翌30日(火)を休館、5月6日(月・祝)は開館し、翌7日(火)を休館とする。
入館料| 一般500円、高校生・大学生300円
次の該当者は無料
中学生以下、障がい者手帳をお持ちの方および付き添いの方(ただし1人につき1人まで、障害者手帳アプリ「ミライロID」利用可能)、多摩らいふ倶楽部会員(本人とお連れの方1人まで)、シニア・スクエア会員(本人とお連れの方1人まで)
関連催事| 担当学芸員によるギャラリートーク、対話型鑑賞会
主催| 公益財団法人たましん地域文化財団
関連催事について
予約不要。当日美術館展示室にお集まりください。参加無料(別途要入館料)。
■ギャラリートーク
日時|4月20日(土)、6月8日(土)、いずれも14時半から
■対話型鑑賞会
日時|5月11日(土)、6月22日(土)、いずれも14時半から
対象|中学生以上
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